白米のZ/X~徒然語~

白米(@HaKu_Mai25)が書き綴るZ/Xブログ。CSの参加記とかヴェスパローゼとかの緑系デッキ構築が9割。当ページはZ/X公式サイト(https://www.zxtcg.com/)の画像を利用しております。該当画像の再利用(転載・配布等)は禁止しております。

2024年 流行デッキ振り返り


普段のCS参加記からちょっと離れた話題にしましょう。
どうも、白米です。

今回は2024年に流行ったデッキを時系列順で追っていくことにします。
どんなデッキが流行ったのか、そしてどんな環境にだったのか見ていきましょう

2024年1月【2024年、開幕】

この時期に流行っていたデッキは【グロリア】、そして【青緑エンジュ】

グロリアが登場したのが2023年の4月のはずなので、この1年間ずっと環境に鎮座し続けその強さを思う存分振るっていました。
当時はアウェイクンパニッシャー(以下AP)が各プレイヤーに配られていた時期であり、もちろんグロリアもその恩恵を受ける形でさらなる強化をうけ、上位デッキとして名をはせていました。

この年の1月7日に開かれたズィーガー杯でも使用者11名と使用率2位のフォスフラム6名に対して2倍近い差をつけるほど好まれたデッキの一角でもありました。
ベスト8以上に6名、そしてベスト4以上には3名と堂々たる力を見せつけました。


↑今でもそれ相応の力がある強いデッキ


エンジュは直前の12月に発売された「ゼクスターズ・プリンシパル」に収録された専用APを手に入れたことで環境に…と思ったのですがこの時のベスト8以上にいたエンジュは2/3がアルターブレイク型だったので今回はちょっと割愛。
それでも使用者5名で3名が予選を通過しているのでその力は本物。

こんな形で始まった2024年。
翌月末に今年最大の黒船がいきなり来航するとは誰も予想していなかったでしょう。

2024年2月~2024年5月【オロンド環境】

2024/2/22(木)、この日発売された「リユニオン・オーバーブースト!」に収録されたカードがこの環境を一変させます。
そのカードこそみなさんご存じ”マッドプロディジー 法論堂博士”
どっからどう見ても居酒屋で酒を飲み、泥酔した勢いで作ったような常軌を逸した効果を持つこのカードを採用してこの環境の頂点に立ったのが前回から環境上位の片鱗を見せつけていた【青緑エンジュ】、通称【オロンドエンジュ】です。

青セカイからの踏み倒し、APエンジュとアークエンジュに備わったドロー能力、そしてリソースを起こして構えられることで高い防御力も持つこのデッキは瞬く間に環境トップに躍り出ます。
ハンデスの誘発は相手ターンでも発生するため、相手ターンに約束イベントを撃ってAPエンジュを出して2ドローすることで2ハンデスも可能。
他の防御札も充実しているので対面するたび真剣に苦い顔をするレベルに強いデッキでした。

↑今年を象徴するカードの一角。どうみてもバケモン。

当時開かれたCS、アーシア杯ではベスト8に3名が進出しその3名が全員ベスト4、そして結果的に1位~3位までをオロンドエンジュが独占というなんじゃこれ状態。
その後開催されたズィーガー杯でもエンジュの使用者が10名ということになるレベル。

そしてこのデッキと並んで席巻したのがリユニオン組の一角【ゾンネ】
”踏み荒らすデヴァステート”を使ってIGOBを破壊しながらの連パンに加えてこの法論堂博士で相手の迎撃を抜き、15パン前後を叩き出しながら相手を殴り切るなどこの法論堂という超パワーカードを中心に回っていた環境でした。
またこのカードと同時に収録されたリユニオン組は揃いに揃ってこのカードを踏み倒せるため環境を一気にオロンド環境と呼ばれ迄に染め上げてしまうほどの強さを見せつけました。


後にこの法論堂博士は登場から92日という歴代最速タイ記録で封神指定*1されるまで短く太く環境を駆け抜けていきました。
さらば、二度と帰ってくるんじゃないぞ。

なおこの2デッキの陰に隠れていた【アムリタループ】、通称(?)ダークアムリタもちょっと来ていたが法論堂博士の封神と共に要のカードを規制されたため一緒に消えていきましたとさ。

2024年6月~2024年10月【ゾンネ環境】

先程述べた法論堂博士、エンジュの一部カード、他ループの温床になると睨まれたカードたちが5月の封神改定で無事に禁止カード扱いとなり平和が訪れたと思ったのも束の間。

次に訪れたのは規制されてもなお圧倒的なパンチ数を誇る【ゾンネ】、強力な新規カードを手に入れたことで一躍環境に躍り出た【緑tベイン】、環境がマッチした【ネフライト】が待ち受ける環境でした。

ゾンネはデヴァステートと法論堂に代わり”舞い踊る人形ラヴ”と”伝承の魔人トラディス”を入れることでパンチ数をある程度カバーしており、その火力は健在でアセンションの上からの3キルすら可能。

ベインは新規の”闇へ誘う波動 デスティニーベイン”から繋いでいき”樹上の円月 檜扇”を挟むことでリソースを回復、そしてAPで序曲を拾いつつ”滅獄波ドゥームブラスト”で面空け+原初アイコン封じという豪快なコンボで1コス3パンを叩き出すデッキへと変貌。

ネフライトはこの黒いデッキたちに対してのメタ性能がかなり強いことなどもありこの3種が環境の中心に立つことに。

中でもゾンネはすさまじく先攻を取られたら後攻2ターン目にアセンションを使わないと相手が事故らない限り先3で負ける確率が高いという段違いな出力でした。
このころ僕はずっとエボルスターだったわけですが、この上位3デッキに対しては先攻を取ってなおかつ先3で倒さないとほぼ負けという修行のような状態でした。

そしてこの環境は10/24(木)に施工された大量エラッタ祭りで纏、ネフライト、ベインらのデッキの要となるカード他諸々を巻き込んで終結する…はずでした。


↑約9カ月間環境トップにいたデッキ。ほんとに強かった。

2024年11月~現在【ネフライト中心環境】

10月の改訂でしっかり纏、ベインが姿を消したことで平穏な環境がというわけにはならず。
まぁ平和な環境だったらそれはそれでつまらないため

この改訂で【ネフライト】だけはほぼ無傷で生き残り、さらに新しく登場した”【TT】工匠顕現 ベティ”というカードと組み合わせることで相手の山上と墓地を一気に除外していくという鬼のようなムーブが出せるようになりました。
またゼクステンドアセンションアセンションエクストラのような防御札を無視して勝ちを取りに行けるのでその部分でも強いデッキとなっています。

とはいえ今年に入ってから出た新キャラクター”玖珠美甘”のように除外する効果を逆手に取り対抗できるデッキが増えており、その部分では圧倒的な最強デッキいうわけではないのかもしれません。

現に先日開催されたスペシャルゼクチャンではベスト8のうち実に4人が赤系のデッキを使用しておりそうでないデッキでも”異龍∮茫漠”を採用したり、白約束+パニッシャーリアンのパッケージで除外メタを貼ったりと強く意識されていました。

それでも対面したくないくらい強いことに変わりはないんですけどね。

↑来年2月で登場から1年。ずっとおる。

終わりに

こうやって振り返ってみると今年は2月からほぼ1年間ずっと「リユニオン・オーバーブースト!」を中心に環境が回っていたことを改めて認識させられました。
来年1月弾でまた環境が変わるのか、それとも昨年同様に2月のエクストラ弾で世界が壊れるのか、はたまた先日発表された「キャラクターデッキ アニムス」が覇権をとるのか。

来年はどんな環境になるのかまた楽しみに待ちましょう。
それでは今回ここまでになります。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

P.S
華影について書くかは正直迷ってるので気が向いたら書きます。

*1:同じ日数で封神指定されたカードに”切断の細糸 金糸梅”(2017/1/26~2017/4/27)がいる。